『安死術』(あんしじゅつ)は、小酒井不木の推理小説。『新青年』大正15年(1926年)4月号に発表。
安死術容認派の医師による述懐の形式をとる作品である。彼は法に反して、しばしば患者に安死術を施していた。それがより患者のためにとってよいと考えたからだ。しかし、ある時自分の息子が人事不省の大怪我に見舞われる。普段の理念に反して、彼は息子に延命治療を施した。ところが・・・・・。