大阪市東淀川区下新庄仕出し弁当店菊屋強盗殺人未遂事件

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大阪市東淀川区下新庄仕出し弁当店菊屋強盗殺人未遂事件(おおさかしひがしよどがわくしもしんじょうしだしべんとうてんきくやごうとうさつじんみすいじけん)とは、弁当屋の従業員が強盗殺人未遂の被害にあった事件。

概要[編集]

2013年3月27日、深夜0時ごろに大阪市東淀川区下新庄4の仕出し弁当店「菊屋」で従業員から119番通報があり、従業員の70代女性が調理場の床で胸に包丁が刺さった状態で倒れているのが発見され、命に別状はないが重傷となった[1]。事務室は物色されており、刺された女性の机の上にあった財布には現金がなくなっていた。現金約16万円を盗んだ強盗殺人未遂事件として捜査が進められた。

2013年10月16日、菊屋元従業員の男性Aを店の車を盗んだなどとして窃盗、建造物侵入未遂容疑で逮捕。2013年3月25日午前0時半ごろに東淀川区の路上に止めてあった弁当店の軽自動車と車内にあった店の鍵などを盗んで、夜に店に侵入しようとした疑いがあるとした。盗まれた車は大阪府守口市内の駐車場で乗り捨てられていた。男性Aは容疑を否認。2013年11月7日、東淀川署捜査本部は強盗殺人未遂の疑いで、窃盗罪で起訴されていた元従業員のAを再逮捕した[2]。Aは再逮捕後も一貫して容疑を否認した。

裁判経過[編集]

2015年5月29日、大阪地裁(小倉哲浩裁判長)は無罪判決(求刑・懲役30年)を言い渡した[3]。判決では、犯行当時に防犯カメラに写っていた人物や自転車について、「男性Aや自転車の外見上の特徴は矛盾しないが、夜に撮影されている画像は不鮮明」と指摘。Aが犯人でなければ説明がつかないとはいえないと結論付けた。

大阪地検は控訴を断念して無罪判決が確定した[4]

関連項目[編集]

脚注[編集]