大経寺 (品川区)
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大経寺(だいきょうじ)は、東京都品川区南大井の日蓮宗寺院。山号は鈴森山。境内には、元禄11年(1698年)に谷口法悦一族によって建立された題目宝塔があり、歌舞伎の「浮世柄比翼稲妻」「ご存知鈴ケ森の場」の平井権八と幡随院長兵衛出合いの場として知られる。
慶安4年(1651年)荏原郡大井村字一本松の鈴ケ森入口に御仕置場(処刑場)が設けられ、そこに隣接する堂宇が起源と伝える。その後二度の水害により廃れるが、文久2年(1862年)に大井村名主大野貫蔵が中心になり再建された。長く品川蓮長寺の管理下にあり、旭松庵(通称の鈴ケ森鬼子母神堂の名でも知られる)と呼ばれていたが、昭和17年(1942年)に慈洽院日完を開山として現在の寺号を公称した。昭和29年(1954年)に鈴ケ森刑場遺跡が東京都指定の史跡になった。現在の住職は小越是誠。