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大井川鐵道6000系電車

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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大井川鐵道6000系電車(おおいがわてつどう6000系でんしゃ)は、大井川鐵道の通勤型電車。

概要[編集]

大井川鐵道(以下:大鉄)では元近鉄の16000系電車のうちの1編成が老朽化したことにより代替車を探していた。

その頃南海電鉄から6000系廃車の話があり、経年50年を超えるがオールステンレス製で故障に強いことから2020年に2両編成1本(6905-6016)を購入した。

陸送で新金谷車両区に搬入後大鉄仕様への改造を行い2022年に竣工したが、同年の台風15号により家山-千頭間[1]が被災したことと乗客の減少による減便により運用に入らない日々が続いた。

しかし2024年夏頃から本線での試運転が目撃されており、ファンの間ではもうじき運用入りするのではという噂となった。

そして同年12月25日、大鉄は12月30日から6000系の運行を開始すると発表し、6000系は同日新金谷10時31分発の普通金谷行きから運用を開始した。

形式名は南海時代のまま「6000系」とされた。

改造[編集]

外観・塗装はほとんど南海時代のままで、「NANKAI」のロゴもそのまま残されているが、スカートが取り付けられたため、前面だけ見れば6300系のようである。

大鉄で運用するにあたり、運賃表示器・整理券発行機の設置、ATSの更新、車椅子スペースの設置が行われた。

運用[編集]

他の大鉄車両と共通で、普通・区間急行・快速急行で運用される。

2025年1月12日には、JR東海のさわやかウォーキングに協賛し、金谷駅-門出駅間の臨時直行電車に充当された。

脚注[編集]

  1. 2023年に家山-川根温泉笹間渡間は復旧