売掛金

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売掛金(うりかけきん)とは、信用取引によって商品を販売した際、将来に代金を受領する権利のことである。

概要[編集]

一般に企業同士で商品を売り買いするとその場で支払うことは少ない。例えば6月3日に買い主がアルミ鋼材10トンを買っても売り主の企業にその場で代金を支払わず、指定の後日に支払う。この指定の後日に支払う方法で、手形や電子記録債権を用いないものを売掛金と呼ぶ。指定の後日は締め日から30日後または60日後が最もポピュラーである。

ホスト業界における売掛金[編集]

ホストクラブにおいては客がホストにどれだけお金を使ってくれたかでホストの営業成績が決まる。そのためホストは甘い言葉で囁いたりなどして高い酒を開けさせるなどお金を使わせる。客の方も担当ホストが1位になることを望んでどんどんお金を使うが、持ち合わせがない事もある。その時にホストクラブが用意しているのがこの売掛金制度で、先にいくらか支払っておいて未払の分は伝票に記録しておいて翌日以降の決められた日に入金すれば良い。売掛を発生させた客が支払いをすっぽかしてしまう掛け飛びが発生するとホストがそれを立て替える。立て替えが相次ぐと報酬が0あるいはマイナスになることもあるという。ホストの方もそうなっては自分の生活が苦しくなるので客をつなぎとめるのに必死になり、時には別の客へすっぽかした客を探して売掛を支払うよう説得することも。

ホストに入れ込むのは若い女性が多い。あまりに多額の売掛金を発生させ、数百万単位の負債を抱えてしまった女性たちは手っ取り早く大金を得るためにキャバクラなど風俗店のキャストになったり、性風俗店の風俗嬢や街娼パパ活頂き女子などに身を落としたりする事例が多く、問題視されている。またホストクラブ側が性風俗店にこうした多額の負債を抱えた客を紹介しているのではないかという疑惑の目を向けられている。