境界知能

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境界知能(きょうかいちのう)とは、知的障害(IQ69以下)には当てはまらないもののIQ70〜84程度で、環境に恵まれれば自立できるが状況次第で一定の支援を要する[1][2]人。境界領域知能知的障害グレーゾーンとも呼ばれる。

1950年代の日本では一時期、IQ85未満を知的障害と定義する動きもあったが、そのような人々も含めると人口の16%が知的障害に該当してしまい、支援の実態と乖離しているとの理由から「知的障害はIQ70未満」とされた経緯がある[3]。このため、境界知能は障害に含まれていない。

一般に境界知能の若者は、能力は低いが他者からの評価は理解できるために自信を失いやすく、他の精神障害やストレスに脆弱であると言われる[4]

出典[編集]