国士舘大講堂
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国士舘大講堂(こくしかんだいこうどう)は国士舘大学構内中央にあるシンボル的な大講堂である。
概要[編集]
国士舘大学が1919年の移転時に建設した木造校舎である。完成当初は主に講義で使用していた。当時の学生たちは畳に座って講義を聴いていた[1]。
正面に入母屋造の大屋根の妻面があり、妻飾の木連格子、舟肘木など伝統的な意匠である。内部はクイーンポストトラスにより108畳の広間を構成し、大床を備えた講壇や折上格天井の空間を作る。1945年の戦災を免れた国士舘大学で創立期唯一の遺構である。2017年に国登録有形文化財(建造物)に登録された[2]。講堂の登録文化財としては、都内最古である[3]。
現在は、オープンキャンパス。学園祭、サークル活動での使用、新入生ガイダンス、さまざまな式典、講演会など、催しの際に公開される。
諸元[編集]
- 名称:国士舘大講堂
- 所在地:東京都世田谷区世田谷四丁目28-1
- 構造:木造平屋建、銅板葺
- 建築面積:285.34㎡
- 延床面積:268.81㎡
- 建築:1919年9月(2月起工)
- 指定:登録有形文化財(建造物)
- 指定日:2017年10月27日
外部リンク[編集]
- 国士舘大講堂文化財オンライン