告朔の餼羊
ナビゲーションに移動
検索に移動
告朔の餼羊(こくさくのきよう)とは、古くから続いている習慣や年中行事はたとえ形式上のものであっても、特に害がないなら廃止せずに続けるべきだ、という意味のことわざ。『論語』のなかで孔子が述べた言葉に由来する。
「告朔」は古代中国で行われた宮中の儀礼、「餼羊」はその儀礼で捧げるいけにえの羊を意味する。孔子の弟子・子貢は、儀式の本質が廃れて羊を捧げる形式だけが残っており無意味なのでやめるべきだと主張したが、孔子は「形だけでも続けるほうがよい」と主張した。
似た意味の金言[編集]
イギリスの批評家・推理作家のチェスタートンは「なぜフェンスが建てられたのか分かるまで、決してフェンスを壊してはならない」という言葉を残している。