医療事故

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医療事故(いりょうじこ)とは、医療に関する事故である。

概要[編集]

医療も人間の手によって提供される以上、事故の発生は避けられない。しかし事故の発生が人命や予後に大きく関わるため、その防止に細心の注意がはらわれている。

医療事故の発生をきっかけにそれまで有効とされていた治療法を取りやめ、新たな治療法に切り替えられた例もある。
その一例として、日本では1960年代まで水虫などの皮膚病の治療として放射線治療が行われていた。しかし1964年5月29日、国立東京第一病院で水虫治療中の30代男性が放射線技師のミスで多量の放射線を浴びて重度の皮膚がんとなり、両足を切断する事故が発生。これをきっかけに皮膚病治療は放射線治療から内服薬や外用薬を使用する投薬治療へと切り替えられた。

医療事故の例[編集]

  1. 患者が病院内の廊下を1人で歩行中、転倒して骨折した。
  2. 看護師が麻酔薬と拮抗薬を間違って用意し、それに医師が気づかずに投与したことで患者を死亡させた。