刀葉林
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刀葉林(とうようりん)は、仏教における地獄の責め苦の一つ。
概要[編集]
刀葉林へは愛欲に溺れた男が行くとされる。そこには
この責め苦のポイントは、身を切られる肉体的苦痛に加えて、ほしいものが手に入らない精神的苦痛がプラスされるところにある(心身二苦)[4]。
なお、室町時代あたりから、刀葉樹の上にイケメンがいる女性向け刀葉林も文献に現れる(一例として出光美術館に収蔵されている「十王地獄図」[5])。女性の皆さんも安心はできない(?)[4]。
こうして永遠に報われない責め苦が与えられる地獄は古今東西様々な形で存在しており、その中にはシーシュポスが運ぶ岩玉や、タンタロスの飢餓・渇望地獄などが存在する。
出典[編集]
参考文献[編集]
- 加須屋誠 『地獄めぐり』 講談社〈講談社現代新書〉、2019年6月20日。ISBN 978-4-06-516147-0。
- 田村正彦 『てくてく地獄さんぽガイド』 グラフィック社、2020年10月25日。ISBN 978-4-7661-3414-8。