円真寺 (東京都港区)

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円真寺(えんしんじ)は、東京都港区高輪の日蓮宗の寺。山号は正法山(しょうぼうざん)。旧本山は小湊誕生寺。正式には圓眞寺と書く。

沿革[編集]

開創以前から西久保にあった草庵が起源で、寛永3年(1626年)に開創。開山は可観院日延。その後、明暦3年の大火により焼失し、万治元年7月24日、芝二本榎当地屋敷拝領して移転した。弘化2年(1845年)旧暦正月24日に、青山三筋町より出火して焼失したが、諸尊、鬼子母神、過去帳等は焼失をまぬがれた。

歴代[編集]

開山の可観院日延は朝鮮半島出身で、加藤清正が朝鮮の出兵の際に、二人の王子を連れ帰り僧としたといい、兄は本妙寺三世日遙となり、その弟が日延である。小湊誕生寺18世であったが、不受不施派問題で退出、この寺を開創した。後に、白金覚林寺、筑前香正寺開創し、筑前にて寛文5年正月26日遷化したといい、世寿は77歳であった。12世光漸院日源は、身延48世に晋んだ。15世明静院日全は身延51世に晋んだ。20世進牙院日宣は根本寺39世に晋んだ。現在は26世の稲田海聡。

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