偽装結婚

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偽装結婚(ぎそうけっこん)とは、何かしらの目的はあるが、結婚の実態がなく夫婦として生活するつもりのない結婚である。

概要[編集]

偽装結婚に明確な定義はないものの

  1. 2人の年齢が異常に離れている
  2. お互いに言葉が通じない
  3. 同居の実態がない

を中心に、結婚生活を営んでいる夫婦として不自然な状態がいくつも存在していれば偽装結婚と見做され調査の対象になる。1.だけでは単なる年の差婚、3.だけでは婚姻届提出直後に大喧嘩して別居したという事も考えられるため、いくつもの不自然な状態が積み重なっていないと偽装結婚の摘発は難しい。

偽装結婚の目的は金銭的なものとビザや国籍の取得が目的の概ね2つに分けられ、前者は発展途上国出身の人が先進国の人と結婚して先進国内で就労し、仕送りを本国の家族へする。後者は就労制限の緩いビザを取得することで賃金の高い仕事場が豊富に存在する外国で自由に働く、外国籍を取得することで本国での不利な状況(徴兵制度など)から脱するなどがある。

日本の刑法に偽装結婚という罪名はないが、2人に結婚の意志がないのに役所へ婚姻届を提出するため、公正証書原本不実記載の罪に問われる。