一日橋

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一日橋(いちにちばし)は、沖縄県那覇市上間にある国場川に架かる国道329号の橋である。

概要[編集]

現在の橋は1978年に竣工。

上手に旧一日橋が存在する。沖縄戦以前の旧橋は板敷橋とも呼ばれたともいい、橋名は1日に架橋したことに因むとも、板敷橋が転訛したものともいう。板敷橋は板敷川中ほどに架けられた橋で、南風原、東風平方面から首里に至る要路であったため、古い時代から架橋されていたが、度々洪水で流失した。成化年間(1465~1487)に東風平村の国吉という者が初めて板敷橋に「潮切り」を設けて洪水を防ぎ、国吉はこの功により尚真王から田畑13石余を褒美として与えられた。

板敷橋碑によれば、1689年に石橋への改築と周辺の道路の整備が行われ、橋普請に4700余人、道路普請に1800余人を使役した。

参考文献[編集]

『角川日本地名大辞典 47 沖縄県』(158頁)