ラバーダッキング

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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ラバーダッキングとは、何らかの作業中に直面した問題について、ゴム製のアヒルのおもちゃ(ラバーダック: Rubber Duck)に相談することで、有効な解決策を探ろうとする試み。

ある日、激務に疲れたプログラマーが、唯一の話し相手としていた色褪せた小さなアヒルに仕事上の問題を相談した所、天啓のように解決策が浮かんだことから広まった。[Jokeこの一文には冗談が含まれています。真に受けるかどうかはあなた次第です。]

これは、他人に見立てたアヒル(もちろんアヒル以外の動物でも構わないし、何なら飲みさしのペットボトルでも良いが、なるべく他人として尊重できるもの)に問題点を整理して解説していく事で、何が目的で障害となっているのは何か、今まで試した解決法とその方法の不足点を再確認し、解決策を見つけやすくしようというもの。話し相手となる友達がいればその人に対して説明しても構わないが、貴重な時間を取らせないためおもちゃを使うのが慣例である。

ここで、アヒルはあくまでも話し相手であるので、作業上の問題を共有したり、愚痴相手にしようと思えるものが望ましい。そのため動物をかたどったぬいぐるみであったり、人形やフィギュア、ペットでも構わない(社内でイヌやネコを飼うIT企業が多いのはこれのためかもしれない)。本当に何でもいいが、自分が親しみを込められ尊重できるものが選ばれやすい。