ヤンゴン

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ヤンゴン(英Yangon)は、ミャンマーで最大の都市である。2006年までは首都であった。ミャンマーの政治の中心地であり、経済の中心地でもある。1989年にラングーン (Rangoon) から改称されている。

人口[編集]

2003年の推計でヤンゴンの人口は434万4100人である。人口成長率は0.6%前後である。2015年は480.2万人と推計されている。2020年にはヤンゴンの人口は500万人を超える見込みである。

気候[編集]

ヤンゴンは熱帯気候に属しており、高温多湿である。年平均気温は27.2℃、雨期の湿度は80%以上となる。2018年9月の平均気温は31・8度であった。平均最低気温は1月と2月を除いて20度を超える。雨季前には37℃にまで気温が上昇する。

ヤンゴンとその周辺にデルタ地帯が広がり、年間を通じて降水量が多く、年降水量は2574.2ミリメートルである。

教育機関[編集]

ヤンゴン大学、ヤンゴン工科大学、ヤンゴン第一医科大学、ヤンゴン歯科医学大学、ヤンゴン薬学大学、ヤンゴン看護大学、ヤンゴン経済大学、ヤンゴン教育大学、ヤンゴン西部工科大学、ヤンゴン外国語大学、ヤンゴンコンピューター大学、国立経営管理大学がある。1958年にマンダレーに大学が出来るまでの間、ヤンゴン大学は同国唯一の高等教育機関であった。

医療機関[編集]

公的医療機関にヤンゴン総合病院、新ヤンゴン総合病院、セントラル・ウィメンズ・ホスピタル、北オッカラパ病院、ネピドー総合病院があり、私立病院にアジア・ロイヤル病院、ビクトリア病院、パンライン・シロアム病院、パラミ病院、SOSクリニックなどがある。雨期にヤンゴン市内でデング熱やチクングニア熱が発生する。全般的な医療水準は、医療設備、衛生、医療スタッフの技術面とも良いとは言えないので、現地で緊急時に高度な処置を受けることは残念ながら期待できない。

賃金水準[編集]

賃金水準は、1日 8 時間で4800 チャット(= 400 円)である。平均年齢は27 歳と若い。