ヤマイヌ

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ヤマイヌは、かつて日本に生息していたイヌ科の哺乳類である。現在では、ニホンオオカミと同種とされる。

概要[編集]

シーボルトがオランダに持ち込んだ、オオカミの標本の中にはヤマイヌも含まれていた。

分類[編集]

ヤマイヌとニホンオオカミは、同種とされているが、別の分類群とする説もある。

当時の資料を見てみると、オオカミと書かれていたり、ヤマイヌと記述されている。尚、意識的に区別していたかは不明である。

ヤマイヌはニホンオオカミとイエイヌの雑種という説もあり、シーボルトのヤマイヌ標本もゲノム分析から雑種であることが分かっている[1][2]。 長野県北安曇地方で採取されたヤマイヌとものとされる牙を形状・DNAを調べた調査では、形状的にニホンオオカミで、DNA的にはイエイヌであった[3]

脚注[編集]

  1. 寺井洋平「全ゲノム情報から知るニホンオオカミ」、『哺乳類科学』第63巻第1号、日本哺乳類学会、2023年、 5-13頁、 doi:10.11238/mammalianscience.63.5
  2. 石黒直隆、松村秀一、寺井 洋平、本郷 一美「オオカミやヤマイヌと呼ばれたシーボルトが残したニホンオオカミ標本の謎」、『日本獣医師会雑誌』第74巻第6号、日本獣医師会、2021年、 389-395頁、 doi:10.12935/jvma.74.389
  3. 栗林勇太、石黒直隆「ヤマイヌと呼ばれたイヌ科動物の上顎吻端部から見る長野県北安曇地方のヤマイヌ・オオカミ事情」、『市立大町山岳博物館研究紀要』第7巻、大町山岳博物館、2022年、 9-16頁。