マルチライセンス
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マルチライセンスとは、情報に対して複数のパブリックライセンスを付与することである。2つの場合はデュアルライセンスとも呼ぶ。
目的[編集]
以下のような目的に使われる。
- 用途に合わせて一つか複数のライセンスを選択できる → 目的の幅が広がる
- 複数のバージョンを指定できる → 古いライセンスを指定したサイトなどにも対応できる
現状[編集]
主にMediaWiki系サイトについて取り扱う。他のサイトの事例・下記サイトの追加事例についても募集。
Wikipedia[編集]
日本語版Wikipediaでは、発足当初はCCライセンスが存在せず、そのためGNU Free Documentation License (通称GFDL)が採用されていたが、のちにCCライセンスの方がWikipediaに向いているということとなり、結果GNU財団に新バージョンを公開してもらうという形でCCライセンスを追加した。この際、GFDLからの「移行」ではなくライセンスの「追加」という形だったため、現在でもWikipediaは 「CC BY-SA 3.0 + GFDL 1.2以降」 という形のデュアルライセンスとなっている。
Wikimedia Commons[編集]
コモンズでもデュアルライセンスの事例は見られる。上記のように、「GFDL+CC」の事例もあれば、CCライセンスの全バージョンを網羅するようなものもある。
- コモンズにはtemplate:Cc-by-sa-4.0,3.0,2.5,2.0,1.0のようなテンプレートが存在し、これは「CC BY-SA の実質全バージョンにおいてファイルを提供する」ということを意味する。これが指定されたファイルは、CC BY-SA 4.0が指定されているのにも関わらず、Enpediaへの移入が可能となる。また、CC BY-SA 4.0でEnpediaから移出を行うことも可能となる[1]。
- 同じように、template:Cc-by-4.0,3.0,2.5,2.0,1.0も存在する。これも上記同様、Enpediaへの移入が可能なことを意味する。
Enpedia[編集]
上記で名を挙げた我らがEnpediaだが、現時点でデュアルライセンスが指定されたファイルはあまり多くはない。特に、CC系4.0が指定されたファイルは執筆時点(2023-04-03T12:42:17 (JST))で初版投稿者がアップロードしたもの以外存在しない。
脚注[編集]
- ↑ 多分そのはず。