マイナーシックスコード

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

マイナーシックスコードとは、マイナーコードに長6度を加えたコード。度数は、ルート、短3度、完全5度、長6度。コードシンボルは「□m6」。ルートがCならCm6と表記し、構成音は「ド.ミ♭.ソ.ラ」。構成音の音程間隔は、下から短3度、長3度、長2度。

下3つがマイナーコード、同時に短3度と長6度が増4度=トライトーンの関係で、第5音省略した残りの三和音はマイナーフラットファイブコードで、マイナーコードの暗さに、不安定な響きが加わり、少し怪しく、ちょっと不気味で、儚く濁ったような、緊張感があり、何か出てきそうな曇った響きがする。転回すると、マイナーセブンスフラットファイブ〔m7(♭5)〕コードと一致するので、ドミナントセブンスコードに比べるとかなり不安定さがほとんど気にならない感じがする。