ポケット電卓

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ポケット電卓(ぽけっとでんたく,Pocket calculators)はポケットサイズの小型電卓である。

概要[編集]

世界初の「ポケット電卓」は1971年1月に発売されたビジコン社のLE-120Aと言われる[1]。「昌和商店」の計算器販売部門が「日本計算器販売」として1957年に分離独立した[2]。1970年にビジコン(株)に社名変更した[2]1970年からモステック社との間でワンチップ電卓用LSIの開発を進め[3]、そのLSIを使って1971年、世界初のポケット電卓「ビジコンLE-120A」を発売した[1]。サイズは64mm×22mm×123mmで、重さ300gであった[1]。 LE-120Aの特徴として、今ではありふれているものの、一つは発光ダイオードの使用であり、次は単3電池の使用であり、当時としては画期的であった。1971年1月に発表、6月に発売され価格は89,800円と当時としては高価であったが、相当に売れた製品となった[1]

ポケットサイズ[編集]

「ポケットサイズ」とは縦145mm×横100mm程度の大きさで、A5用紙の半分程度とされる。これは背広のポケットに入るサイズであろう。ワイシャツの胸ポケットには横は90mm以下、縦は140mmから190mm以下でないと使いにくい。

「手のひらサイズ」は125×80あるいは128×、140×80程度の大きさ。「手のひら電卓」という用語はない。最近は「ポケットサイズ電卓」とも言われる。なお、「ポケット電卓」「ポケットサイズ電卓」は商標登録されていない。

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