ビシュメル
ビシュメルとは、『ウルトラマンダイナ』に登場する悪魔。
データ[編集]
概要[編集]
第18話「闇を呼ぶ少女たち」に登場
聖南女子学園の3人の女生徒が、黒魔術によって召喚した生命エネルギー体。彼女らからはシジルさんと呼ばれており、弱い者・心の綺麗な者の味方と認識されていた。しかしその正体は人間が古来より悪魔として認識してきた生命エネルギー体であり、実体化に必要な人間の魂、負の心を集める為に儀式と称して夜な夜なターゲットを襲っていた。襲撃した地点を線で結ぶとペンタグラムが出来上がり、その場所には必ず割れた鏡がある。
武器は口から吐く火炎と手から放つ電撃、そして車一台を簡単に引き寄せてしまう念動力。ダイナとの戦いではその辺にあった電灯をダーツの如く飛ばす技も見せている。
聖南女子学園の学園長の魂を肉体と共に取り込むとその姿を隠れ蓑とし、少女達の願いを利用して暗躍していたが、ユミムラ・リョウ隊員に怪しまれてしまい、彼女とアスカ・シン隊員を消そうと目論むが失敗、更にペンタグラムの仕組みも気付かれてしまい、ターゲットとして狙っていた女生徒の襲撃も阻まれてしまう。儀式を阻まれて苛立った女生徒達は再度学園を訪れたアスカを誘い出してプールに突き落とし、ビシュメルは学園長室を訪れたリョウ隊員がそこにあった割れた鏡に気を取られている隙に念動力をかけて壁に磔にし、本性を現して人間を恐怖と絶望に塗り込める事を宣言し、そのまま口からエクトプラズムを吐いてリョウ隊員の魂を肉体と共に取り込んで実体化を果たした。
ダイナとの戦いではミラクルタイプとの超能力合戦を繰り広げるも、ビシュメルは体内にある人間の魂を人質に攻撃を躊躇させ、後一歩の所まで追い詰めるが憎しみを消し去った少女達が心臓部分である魔法陣に鏡を置いた事で魔力を失ってしまい、取り込まれた人間達も解放されたと同時にレボリュームウェーブを受けて消滅した。
その後はメージヲグが生み出した幻影としてリョウ隊員の前に現れ、グランスフィア戦では今まで倒された怪獣の怨念の一体として登場している。