ハンサード・インターナショナル・リミテッド

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ハンサード・インターナショナル・リミテッド(Hansard International LTD)は、本拠地であるマン島を中心に世界各国で事業を展開する長期生命保険会社である。

概要[編集]

ハンサード・インターナショナル・リミテッドは、1986年12月24日にマン島で設立された。現在のCEOはグラハム・シェワード(Graham Sheward)。

本社はマン島のダグラスにあるが、アイルランドや中東、マレーシア、日本にも拠点がある。150カ国を超える国々で事業を展開しており、10億ドルを超える資産を管理しているとされている。

グループ会社[編集]

■ハンサード・グローバル・ピーエルシー(Hansard Global PLC)

ハンサード・グローバル・ピーエルシーはハンサードグループのすべての会社に対して統括機能を提供している。2006年よりロンドン証券取引所に上場している。

LTD・PLC[編集]

英国圏の企業では「LTD」「PLC」といった商号を見かけることが多い。実際には英国企業の9割程度がLTDの形態をとっているといわれている。

LTDとは、日本の「旧有限会社」に相当する企業形態であり、非公開有限責任会社と訳される。

PLCとは、日本の「株式会社」に相当する企業形態であり、公開有限責任会社と訳される。

証券市場に上場できるのはPLCか、PLCに類似する企業形態のみである。

事業内容[編集]

マン島金融サービス機構(Isle of Man Financial Services Authority)より保険業の許認可を受けており、世界中で長期生命保険業務を行っている。商品としてはユニット・リンク保険と呼ばれる変額保険が代表的である。

資本償還契約[編集]

資本償還契約(Capital Redemption)は、マン島の保険会社が組成することができる商品であり、商品には保険会社が選定した数十〜数百の機関投資家向けファンドがラインアップされており、契約者は自らファンドを選択し、投資比率を決定し、運用を行うタイプの商品である。通常、運用中でも一部引き出しを行うことができ、また、運用を停止し解約することもできる。

マン島[編集]

マン島は、グレートブリテン島とアイルランド島に囲まれたアイリッシュ海の中央に位置する島であり、法的には自治権を持ったイギリスの王室属領(Crown dependency)である。

マン島は非居住者に対しては税優遇があるタックスヘイブンの地域として有名で、投資家を保護する法律の整備も進んでいることからオフショア投資地域として選ばれることも少なくない。

一方で、金融および顧客保護に関する行政が厳格であることで知られている。

出典[編集]

外部リンク[編集]