ハモニカ横丁 (吉祥寺)
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ハモニカ横丁(はもにかよこちょう)は吉祥寺駅北口にある商店街である。
概要[編集]
ハモニカ横丁は駅北口の「平和通り」と「ダイヤ街」の間にはさまれた商店街である。飲食店、魚屋、漬け物屋、洋服屋など約100店の店舗があるが、その大半は飲食店である。正式名称は「ハーモニカ横丁」という説があるが、地元は大半が「ハモニカ横丁」で通じる。
路地の道幅は約1.5メートルと狭い。看板には「ハモニカ横丁」と「ハーモニカ横丁」の2通りがある。
- 名称:ハモニカ横丁
- 所在地:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-1-4 ハーモニカ横丁平和通り面
- 交通:吉祥寺駅 徒歩30秒
商標登録[編集]
「ハーモニカ横丁」が商標登録されているとの説があるが、登録されたことがある形跡は見当たらない。伊勢の「おかげ横丁」や加古川の「うまいもん横丁」は商標登録されている。
戦争直後の名残り[編集]
吉祥寺駅周辺の強制疎開地の跡に終戦後に闇市が誕生し、約3,000㎡の土地に、魚、アサリ、食料品、衣料品、焼酎などを売る露店ができた。テキヤが一帯を取り囲んで細かく分け、商売人を誘致し場所代を徴収したのである。数坪の小さい飲み屋が多かったという。これがハモニカ横丁となった。吉祥寺ヤミ市一帯の土地の所有者(権利者)は月窓寺であった。建物を建て替えるためには幅員4m以上の道路に面していなければならないので、建て替えができない。戦後のヤミ市が戦後から移転せず、そのまま現存しているのは新宿の「思い出横丁」と吉祥寺の「ハモニカ横丁」である。
由来[編集]
武蔵野在住の作家亀井勝一郎が昭和37年の市民講座で小規模の店がぎっちり並ぶ様子を「ハーモニカ」のリードに例えたことから始まる。