デジタルアニメ

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デジタルアニメとは、それまでのセル画の代わりにPCを使用して作るアニメーション。

概要[編集]

デジタルアニメの始まりは1960年代前半。当時はとても高価であり、動かすのも一苦労だった。1990年代に入ると価格が下がり、本格的にデジタル化に踏み切る。

デジタルアニメ初期

  • 1990年代、試験的に行っていた時期。アニメSPやタイトルロゴなどで使われていた。

デジタルアニメ中期

  • 完全にデジタルに移行した時期。色彩などは非常にクリアだった。

デジタルアニメ後期

  • 地デジが普及した時期。色彩などは、色が見直され、柔らかな雰囲気の作品が増えた。

現在のデジタルアニメ

  • 2015年~現在。色が鮮やかになり、鮮明な絵になった。

デジタルアニメがもたらしたメリット[編集]

・環境面でのエコロジー

デジタルアニメはセル画と違い、セルの破棄が無いため、エコロジー。近年では絵コンテもデジタル化されているため、紙の破棄やケシカスなども発生せず、環境に優しい。

・色彩による時間の短縮化

セル画では絵具を使用していたため、乾かす時間が必要であったが、デジタルアニメはワンクリックで色を付けられる様になったため、乾かす工程が不要になり、時間の短縮を実現可能とした。

・細かい動きが可能

セル画時代はキャラの動きをセルを重ねて制作を行っていた。そのため、枚数制限が付きやすく、アニメーションの動きにも制約があったが、デジタルアニメはそういった心配は無くなり、より細かな動きが可能となった。

・低コスト化

セル画時代はコストも高く、専用の撮影現場を作る必要もあったが、デジタル化により、コンピューターで撮影を行うため、省スペース・低コスト化が実現することになった。

・品質管理の向上

セル画は空気に触れることや室内温度に応じて劣化しやすいデメリットと、セル画自体を関連会社に納品するという品質管理としては人一倍気を配ることが求められていたが、デジタルアニメはそういうことは無くなり、コンピューター上で行い、関連会社には送信でデータを送られる様になり、品質管理の向上が可能となった。