タイムワープ
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タイムワープとは、空間では無く時間を移動するタイムトラベルのことをさす。いわゆるSF小説の中で頻繁に使われている科学技術。
未来へのタイムワープは、十分なエネルギーがあれば可能であることが、アインシュタインの特殊相対性理論によって証明されており、超高速で飛ぶジェット戦闘機を使った実証実験でも証明されている。
特殊相対性理論では高速で移動する物体のなかでは、時間の進み方が遅くなるため(双子のパラドックス)、これを利用して、光速に近い速度で飛ぶ宇宙船に乗って宇宙を旅し地球に戻ってくれば、宇宙船の中では時間の進みが遅くなり、地球では時間が経っているという状況を造ることが可能である。ただし、光速に近い宇宙船を造る技術は難易度が高く実現には至っていない。
過去へのタイムワープは難しい。特殊相対性理論的には、空間を瞬間移動することで過去へさかのぼることが出来るはずであるが、空間を瞬間移動する技術がまだ存在しないため実証実験は行いようが無い。
また、過去にタイムワープを行う事で歴史を書き換えることが可能となり、タイムパラドックスが生じてしまう。このため、スティーブン・ホーキングは「時間順序保護仮説」(宇宙の物理法則が過去へのタイムワープを禁じているという仮説)を提唱している。