セイの法則

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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セイの法則とは、
経済学の理論の一つで、低価格で供給を多くすれば需要は増え続けると言う法則。

この法則は、[原価+利益(帯)=価格]のうち、「利益」を低くして価格を下げていけば、
消費者が買うであろう適正価格と均衡するため、需要ずっと増え続けると言う理論。
デフレーション理論でもある。

ケインズによる、セイの法則の欠点
これに対し、セイの法則の欠点についてケインズが述べているのは、
最終的には原価割れを起こし、経済全体が全滅してしまうと指摘されている。
「原価+利益0円=価格」でも消費者が手を出さなくなってしまったら、
それ以下では売ることが不可能だからである。

ケース②限界消費者数がある。
さらに消費者には天井=限界総消費者数があり、
それ以上の消費者がいないため、売れる個数は増えない欠点もある。

ケース③商品の行き渡り
食品とは違い、永遠に消費するわけではない家電製品などによくある、
手に入れてしまったあと二度と買わなくなってしまう、商品の行き渡り現象。

セイの法則の長所(インフラとセット)
他人資本(借入)が無限であった場合、コスト=原価0で商品を永遠に安く売る事が出来るため、
国の無借金ニューディール政策(財政法5条特例による雇用政策)では非常に有効。
公共事業をセイの法則によって、コスト0で無限に創出できる。

高値から、適正価格を探る手段としても有効。