スタジオ九魔

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スタジオ九魔とは、かつて存在した日本のアニメ制作会社である。商号は有限会社九魔

概要[編集]

スタジオディーンで仕上げと特殊効果を行っていた隈部昌二が仕上げ専門スタジオとして1977年に社員9人で設立。社名は隈部が九州出身であることと設立時の社員が9人であることに由来する。

当初はサンライズシンエイ動画制作作品の仕上げ作業の請負が中心だったが、1984年に作画部門を設け、演出スタッフも参加。90年代に入るとグロス請けを開始し、他社の下請けを中心に18禁OVAの元請け制作を主としていた。

2003年に銀河鉄道物語で元請け初の一般向け作品を制作して以降、テレビシリーズの制作・協力を行っていた。

2017年に創業者の隈部が死去し、翌年6月に関連会社の「アジアアニメーションパートナーズ(AAP)」が破産開始決定を受けたのをきっかけに事業を停止したことが公表された。これによりAAP含むアニメーション関連事業は新規に設立された株式会社戯画プロダクションへ譲渡され、作画部門の一部はちぃーむハラダとして独立した。