スカラ・ブレイ
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スカラ・ブレイ (Skara Brae)は、イギリスのスコットランド北部にあるオークニー諸島のメインランド島にある新石器時代の石造住宅遺跡である。
概要[編集]
メインランド西岸のスケイル湾の傍にある。半地下に10の住居があり、平均して40平方メートルの広さで、通路でつながっている。部屋や通路などの壁面は平らな石が積み重ねて造られている。1850年に200人もの死者を出した大嵐により、丘陵を覆っていた砂や土の一部が吹き飛ばされて住居が露出して、偶然発見された。埋もれていたため、非常に保存状態が良い。 半地下で窓がないため、屋根があったとすると部屋が暗くなり、天井が低くなるなど、謎が残る。推定4500年前のものとされ、ピラミッドやストーンヘンジより古いと推定されているが、排水設備などが備えられている。 1999年、オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地の構成資産として、ストーンズ・オブ・ステネス、メイズハウ、リング・オブ・ブロッガ―とともに世界遺産に登録された。