ジュニアモデル
ジュニアモデルは、小・中学生向けのファッション雑誌を主な活動領域とするファッションモデルである。性別は女性、年齢は10から17歳くらいが多い。ローティーンモデル、ティーンズモデルはほぼ同義。多くの場合これらのファッション雑誌と専属契約を結ぶ。同年代の女の子(場合によってはロリ趣味の成人男性)に強く支持されている。
デビューから引退まで[編集]
素人を対象とした専属モデルオーディションでグランプリをとってデビューすることが多い。オーディションの日程はその種のファッション雑誌や『De☆View』『月刊Audition』などのオーディション雑誌で告知されることが多い。
応募資格について一例を記す:[1]
- 「10~15歳(中3)までの女のコ」
- 「身長150cm以上」
- 「国籍、居住地は問いません」
- 「プロダクション(モデル、芸能事務所)や劇団に所属していないこと」
首尾よくオーディションを突破すると小6から中2でデビューすることが多い(上記応募資格とも関連するが)。このほか、事務所所属のモデルと専属契約を結びジュニアモデルとすることもある。
主な活動領域は小・中学生向け雑誌『ニコラ』『ラブベリー』『ピチレモン』『Hanachu』『ニコプチ』など、あるいはカタログのスチルである[2]。余談であるが、これらの撮影は土曜日・日曜日に行われることが多い(学校教育に影響が出ないように。また、地方在住のモデルに対する配慮)。
また、CM・ドラマ・映画などに出演する者もいる。榎本加奈子もたしかジュニアモデル出身の女優だったはず。『家なき子』放送の少し後にチャイドルブームが起こるが、この時期は女優経験のない野村佑香でさえドラマに出演できた。勢いというものは恐ろしい。ジュニアモデル出身の歌手ユニット(例:ニコモノ!)が誕生したこともある。元歌手・現役歌手がジュニアモデルとして活動している例も少数確認されている(例:朝日奈央)。彼女たちは外見も悪くない上にオーディション慣れしているのでジュニアモデルになるうえで有利なのかもしれない。
さて、こうして咲いた花の寿命はそれほど長くない。高校2年、雑誌によっては高校1年まで活動したら専属契約を更新しないのが一般的だ。
その後[編集]
ジュニアモデルを卒業した後も女優、ファッションモデル、歌手、タレントなど多岐に渡って活躍することが多い。一般的にはあまり知られていないかもしれないが、ジュニアモデル出身の女性タレントは多数存在する。
芸能事務所[編集]
ジュニアモデルが所属している芸能事務所は大手事務所からモデル専門の事務所まで多岐にわたる。中でも若手の育成に力を入れているスターダストプロモーションが人数の上では多い。ジュニアモデルを多く抱えている芸能事務所をいくつか挙げる:
- スターダストプロモーション
- オスカープロモーション
- アミューズ
- 研音
- タンバリンアーティスツ
- ディスカバリー・エンターテインメント
- 先駆舎
- エイベックス・エンタテインメント
- スウィートパワー
- エヴァーグリーン・エンタテイメント
- ヴィジョンファクトリー
- レプロエンタテインメント
- LDH
- イトーカンパニー