シスト (宝探し)
シスト(ciste)とは、2003年にマックス・バレンティンによって考案されたフランス発祥の遊びである。
cisteの本来の意味は棺であり、古代ギリシャでは神々のための神聖な贈り物を運ぶのに使われていた。
歴史[編集]
2001年にマックス・バレンティン(Sur la trace de la chouette d'orの創設者)は、より多くの人に宝探しを楽しんでもらうために、インターネットサイトを開くことに決めた。そこでは、小さい箱をすべてに手に入れやすい場所に隠してあるから、自由に見つけて持っていっていいよと発表した。2002年、サイトがこのゲームを主な活動として、Cistes.netが開設された。2009年には、プレイヤーは10万人に達した。
やり方[編集]
まずは隠す人(Cacheur)と見つける人(TROUVEUR)に分かれる。
隠す側[編集]
隠す人は、いくつかの小さな物(ただし生き物や生の食べ物、あるいは危険物は不可)と紙をタッパーなどの容器に入れることから始める。入れるものの例として、オリジナルの栓抜き、置物、古いコイン、エキゾチックなスタンプ、詩、ネクタイ、コンパクトナイフ、自作のCD や写真などを入れる。
それから容器を隠す場所を決めてヒントを書く。その際に変電所など感電する恐れのある場所や落下する場所、爆発する恐れのある場所、ダイビングやロッククライミングの必要な場所、その他法律に違反する場所にかくしてはいけない。また、私有地に隠す場合は土地の権利者に許可を取らなければならない。
次に、宝のありかをヒントを書く。あまり難しすぎてはいけない。最後に、シストのサイトに投稿し、一定の期間を経た後回収する。
見つける側[編集]
見つける側はヒントを頼りに宝を捜索し、見つけたら中に入っている物を交換する。それから、シストのサイトで発見したという報告をしてゲームは終了する。なお容器に入っている紙にメッセージを残すこともある。