コンテナ (データ型)
ナビゲーションに移動
検索に移動
コンテナ (データ型)とは、スタックやキューといった、データの集まりを抽象化したものである。
概要[編集]
スタックは、最後にプッシュ(格納)されたデータが最初にポップされる(先入れ後出し)。対してキューは最初にプッシュされたデータが先にポップされる。デキューはどっちからでも取り出せる。
ところが人工智能形のシステムだと、「実行の優先順位が高いもの」が先に出てくるのがありがたい。コンピュータ・チェスでもTECHは古典的なアルゴリズムを用いていたたにもかかわらずかなり強かったが、地平線効果とか切れ負けとかいった弱点が目についた。そのため「見込みのありそうな手を深く読む」のと「ハメ手に引っかからない」のを両立させよう、というのがコンテナ型である。
人間生活との関わり・利用[編集]
ただし、コンテナ型が従来のパラダイムと合致するのは「push() と pop()」という界面までの話であり、これは厳密なアルゴリズムの定義には当てはまらない。こういう「じゃじゃ馬」を乗りこなすにはそれなりの腕前が必要になってくる。したがって、リソースが欠乏してシステムを落としたり組合せ論的爆発を起こして処理が返ってこないとかいった苦い体験を山ほど詰まないと使いこなせない。
こういう奴に限って腰が低くて人当たりがよく不機嫌そうなところを見たことがなかったりするから世の中は怖いのである。