ケーブル色の一覧

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ケーブル色の一覧を示す。電線やアンテナ線、その他もろもろのケーブル類は、色が付いているものもある。特によく見かける色は、JIS C 5062に定められた、固定抵抗器のカラーコードに準ずるもの、つまり黒・茶・赤・橙・黄・緑・青・紫・灰・白である。

これらのカラフルなケーブル類は、多くの電線が這うような情報処理拠点において、ケーブルの発見を容易にする。

電線類[編集]

電線は、二重構造となっている場合が多い(VVFケーブルなど)。外側皮膜は黒・灰・白が多く使われる。その中に、二本ないし三本のケーブルが入っている。それぞれの意味は以下のように使うことが多い。

意味
中性線(N)
赤ないし黒 電圧線(100V・200V)
アース線

緑線が無い(白・赤・黒など)場合は黒をアース線とするなど、施工時にルールを決める。

情報線[編集]

同軸線[編集]

最も有名なものは、アナログテレビ等で使われたRCA端子(3色端子)のものである。RCAの場合コネクタのみに着色されることが殆どだが、その意味は次のようである。

意味
音声(L)
音声(R)
映像

特性インピーダンスの取り違えを防ぐため、次のような着色ルールも使われる。

黒 - 75Ω。型番は、(芯線太さ)C(被膜種類)
灰 - 50Ω。型番は、(芯線太さ)D(被膜種類)

テレビ局などでは、次のようなルールが使われることがある。[1]

アナログ信号 デジタル信号
BNC XLR BNC XLR
NTSC 各種音声 - -
ベータカム Pr/R
音声(R)
音声(R) 3G-SDI -
リファレンス信号 - - -
ベータカム Y/G - SD-SDI -
ベータカム Pb/B - AES/EBU AES/EBU
- - HD-SDI
音声(L) 音声(L) - -

これらのルールは業界内で統一されたものではなく、会社、または拠点毎にローカルルールを設けることが多い。

  1. 放送技術2017/8 p124