クリスティアン・ペッツォルト

クリスティアン・ペッツォルト(Christian Petzold、1960年9月14日 - ）はドイツの映画監督である。「クリスティアン・ペツォールト」とも表記される。

概要

1960年、ドイツンのヒルデンに生まれる。1981年よりベルリン自由大学で演劇とドイツ語を学ぶ。1988年からドイツ映画テレビアカデミー(German Academy for Film and Television (DFFB))で学ぶ。卒業後はテレビ番組を制作する。最初の映画作品は左翼テロリストを扱う『治安』 (2000年,Die innere Sicherheit)であった。ドイツ映画賞(ドイツ映画における最高の名誉賞)とヘッセン放送協会最優秀作品賞を受賞する。

2012年の『東ベルリンから来た女』では監督と脚本を担当し、旧東ドイツで疑心暗鬼に駆られつつ生きる女医の姿を描き、ベルリン国際映画祭銀熊賞 (監督賞) を受賞する。

2014年の『あの日のように抱きしめて』は第2次世界大戦直後のドイツを舞台に、ナチスの強制収容所から奇跡的に生還するサスペンスドラマである。サンセバスチャン映画祭批評家連盟賞を受賞する。

フォルモグラフィ

• 2000年　『治安』
• 2001年　『THE STATE I AM IN』 （ドイツ映画賞最優秀賞ほか11賞）
• 2002年　『SOMETHING TO REMIND ME』 （アドルフ・グリンメ賞ほか6賞）
• 2003年　『WOLFSBURG』（ベルリン国際映画祭批評家連盟賞ほか2賞）
• 2005年　『GHOSTS』（ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品／ドイツ映画批評家賞）
• 2007年　『イェラ』(YELLA)（ベルリン国際映画祭銀熊賞ほか5賞）
• 2008年　JERICHOW（ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門出品／ドイツ映画批評家賞）
• 2012年　『東ベルリンから来た女』（ベルリン国際映画祭銀熊賞ほか10賞）
• 2014年 『あの日のように抱きしめて』（サンセバスチャン映画祭批評家連盟賞ほか3賞）
• 2018年　『未来を乗り換えた男』