エヴィータ・デルマンド

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エヴィータ・デルマンド(1997年頃 - )は、マレーシアの猫カフェ店員[1]Miss Universe Malaysia 2018[2]のベスト50に残る[3]

名前のカタカナ表記はexciteの報道に従う[4]

経歴・人物[編集]

1997年頃、東マレーシア(=ボルネオ島)に生まれる[3]

生まれつき体毛を伴う大きなホクロが全身に、さらに首と肩に痣があった(先天性色素性母斑)[5]。3歳頃からホクロの数は増えてきた[3]。 ホクロを外科的に切除することも考えたが、健康上のリスクがあるとして断念[1]

小学校の同級生たちは「モンスター」「chipsmore」[6]と呼んでいじめた。その結果エヴィータは失恋し、引っ込み思案になった[5]。在学中、誰も彼女の友達にはなりたがらなかった。二人の女の子が教師から、「休み時間にエヴィータと一緒にいてやってくれないか」と持ち掛けられた際、「なんであんな奴特別扱いしなきゃいけないの?」とひそひそ話しているのを聞いたこともある。「結構よ!あなたたちに一緒にいてもらおうとは思わないわ」二人はすぐに逃げてしまった[5]

しかし、中学校で出会った友人たちは彼女に対してひどい扱いはしなかった。エヴィータは「初めて、自分を普通の人間であると感じた」とマレーシアの地元紙New Straits Timesに語っている[7]

16歳のときに教会のスピリチュアルキャンプに参加するが、そこでの体験を通して、自らの状態が生活の妨げにはならないと気づく[8]。「これが私に与えられた体であると受け入れる」ことに決めた。その他、歌唱コンクールに参加することでより積極的になり、友達もエヴィータの変化に気づき、彼女を支えてくれた[8]

2017年、Miss Universe Malaysia 2018に応募する。その時登録カウンターにいた女性は驚いたような表情で彼女を見て、「勇敢ですね、あなたの幸運を祈ります」と話したという[7]。6月17日、同大会のオーディションを受け[5]、ベスト50に残る。応募の動機について、「元々憧れていたのに加え、私らしさをアピールし、新たに見出した自信を試す良い機会になると思う」また、「(私のような者が)挑戦することで、他の誰かを刺激できれば」と述べている[1]

出典[編集]

  1. a b c 全身にホクロがある女性がミスユニバースに挑戦”. news.livedoor.com (2017年7月9日). 2020年12月12日確認。
  2. Julie Pennell (2017年7月11日). “This woman's moles didn't stop her from auditioning for a Miss Universe pageant”. today.com. NBC UNIVERSAL. 2020年12月12日確認。
  3. a b c 全身のホクロと闘う美女”. ザ!世界仰天ニュース. 日本テレビ放送網株式会社. 2020年12月12日確認。
  4. Nekolas (2017年7月3日). “体中の大きなホクロでいじめられていた女性が「ミスユニバース」に応募! ポジティブな姿勢が支持されてインスタのフォロワーは40万人以上に!!”. excite.co.jp. 2020年12月12日確認。
  5. a b c d STEPHEN MATTHEWS (2017年6月28日). “Woman, 20, bullied and branded 'a chocolate chip cookie' because of her head-to-toe hairy moles could be crowned the next Miss Universe!”. dailymail.co.uk. 2020年12月11日確認。
  6. チョコチップクッキーの商品名
  7. a b 泉谷由梨子 (2017年7月4日). “ホクロに悩まされた少女、ミスユニバースに挑戦 「私の個性と、新しく発見した自信を見せたい」”. huffingtonpost.jp. HuffPost Japan, Ltd. 2020年12月12日確認。
  8. a b Avila Geraldine (2017年6月19日). “Unique beauty Evita Delmundo proudly auditions for Miss Universe Malaysia 2018”. nst.com.my. New Straits Times Press (M) Bhd. 2020年12月12日確認。