エチゼンクラゲ

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エチゼンクラゲとは、根口クラゲ目ビゼンクラゲ科に分類されるクラゲの一種である。

形状[編集]

傘の直径は半球で2m、重さ200kgになる。寒天質で厚く硬い。

全体は淡褐色。縁は色が濃く、120の縁弁がある。

口腕は8本あり、短くデカい。

生態[編集]

春に中国沿岸で見られ、夏頃になると対馬海流に乗り日本近海に現れるようになる。

天敵はカワハギ

人間との関係[編集]

エチゼンクラゲは、大量発生し、漁網を破損したり、網の中で魚に付着して鮮度を落とすため、漁師に嫌われている。

2009年にはエチゼンクラゲによる漁業被害額は推計約100億円にもなった。

名前の「エチゼン」は、模式産地の福井の事である。TVでは大量発生し、放送禁止用語であり、「大型クラゲ」と言い換えられる。

食用として供されることもあるが、傘の部分が固かったり加工に大量のコストが掛かったりなどにより、日本ではビゼンクラゲと比較してあまり人気がない。