ウォークマン
ナビゲーションに移動
検索に移動
ウォークマン(WALKMAN)は携帯用再生専用音楽プレーヤに小型のヘッドホンを取り付けた携帯用オーディオプレーヤである。日本の発明である。
概要[編集]
「小型のテープレコーダーに、再生だけでいいからステレオ回路を入れてくれないかな」という井深大(当時名誉会長)の言葉から始まった。1979年にソニーが開発・発売された初代「ウォークマン」が最初である。当初は売れ行きはあまりよくなかった。販売は低迷したが、マーケティングにより1983年にカセットテープはレコードの売り上げを上回った。
命名[編集]
社内から100以上の名称候補が上がり、黒木氏は「ウォーキー(WALKIE)」という名前で考えていたが、東芝がすでにこの名称を登録していたため、「WALKMAN」にしたという[1]。
特許[編集]
ウォークマンのアイデアに関する特許を1977年に取得したドイツ人発明家に、ソニーは数百万ユーロの支払いを行っていたという。
1977年、当時イタリアに住んでいたドイツ人Pavelは、Stereobelt(「ベルトに装着するステレオ」)というポータブルステレオ機器に関する複数の特許を登録していた。1989年に英国の法廷で訴訟したが、7年以上が経過した後に訴えは却下され、300万ユーロ(368万ドル)近い訴訟費用の支払いを命じられたPavelは破産寸前となった。2001年、ソニーは態度を変えPavelとの新たな交渉を開始することに応じ、和解が成立した[2]。
出典[編集]
- ↑ 7/1でウォークマン誕生40周年Buisiness Insider,2019年6月1日
- ↑ ソニー、ウォークマンを巡る訴訟で「発明者」に数百万ユーロを支払うCNET