アージェント・キール仕様
アージェント・キール仕様(-しよう)とは、『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』に登場するMSの解説文を基にしたネットミーム(構文)である。どんな旧式の機体でもアージェント・キール仕様と名乗ることで現行量産機に匹敵するというものである。
概要[編集]
2024年10月に配信された『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』は宇宙世紀を舞台にしたガンダム作品であり、舞台となるU.C.0096は機動戦士ガンダムUCと同様の時間軸に位置する。その中で地球連邦軍とネオ・ジオンのどちらでもない傭兵組織が「アージェント・キール」である。また、アージェント・キールが使用するMSは銀色に塗装されていることが特徴であり、組織独自の改修が加えられたリ・ガズィ(アージェント・キール仕様)のほか、ヤクト・ドーガをベースにした独自MSのヤクト・ヴァイゼなどを運用している。
問題は、アージェント・キール仕様と名付けられたジムとザクⅡである。これらは一年戦争時(U.C.0079)に製造されたMSであり、外観上の差異は全くいまま0096当時の現役量産MSであるジェガンやギラ・ドーガに匹敵すると解説されていることである。また、ザクII(アージェント・キール仕様)のスペックもザクII(F型)よりも出力は上がっているものの(976kW→1650kW)、ギラ・ドーガの出力(2160kW)以下であること、また、全備重量もギラドーガより重い等、本当にこれで現行機並みのスペックを有しているのかどうか面倒なガノタを中心に疑問が噴出した。ジムについてもグリプス戦役時の改修機であるジムIIや直近の改修機であるジムIIIが、そのほかにもネモなどの発展機も存在しており、わざわざ年代物のジムを使用する必要性に疑問も投げかけられている。連邦・ネオジオン両軍の制式MSを採用できないにしても、リ・ガズィや部品取りのヤクト・ドーガを入手できるルートがある以上なおさらの疑問である。一説には過去の映像作品に使用した3Dモデルの流用という可能性もあるというが、真相は闇の中である。
大喜利[編集]
見た目はそのままに銀色に塗装し、近代化改修という文言を追加するだけで現行量産機に匹敵するという性質から、X(旧Twitter)上でなんでもかんでも「(アージェント・キール仕様)」と銘打って紹介するという大喜利が展開されていった。そのため、∀ガンダムに匹敵するボール(アージェント・キール仕様)とか、ジェガンと同様までスペックダウンしたユニコーンガンダム(アージェント・キール仕様)などが次々に生み出されることとなった。