アラバスター

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

アラバスターは、美しい鉱物の変種の一つである。細かい粒状になっている。その特徴的な美しい白さから、アラバスターは白いものの形容で詩や歌の中で使われることがある。

概要[編集]

アラバスターと呼ばれる石には2種類ある。それは、石膏(CaSO4・2H2O)と方解石(CaCO3)のそれぞれの変種である。

現在ではアラバスターは石膏のもの(雪花石膏)をさし、方解石のアラバスターは基本的に古代のものを指す。

2種類の違いは硬さによって簡単に区別できる。基本的に石膏のものは爪で傷つけることができるが、方解石のものは爪で傷つけることができない。また、方解石のものは塩酸で溶かすことができるが、石膏のものは溶かすことができない。また、比重が方解石のものは2.7であり、石膏のものは2.3である。