アフリカでは今、1分間に60秒が過ぎています。

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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アフリカでは今、1分間に60秒が過ぎています。 とは、インターネット発祥の有名なジョークである。表記ゆれにアフリカでは今、1分間に60秒が経過していますなどがある。

解説[編集]

ACジャパンのテレビ・ラジオコマーシャルや、ドキュメンタリー番組などで「アフリカでは今、1分間に○○人の子供が栄養を十分に得られず、餓死しています。」という文句が一時盛んに流れていた。アフリカ大陸の国家は世界的に見ると国民の平均所得が低く、しかも乾燥した気候で作物が育ちにくいために貧しさで餓死してしまう子供が多くいる。この惨状をまとめたのが先述の「1分間に○○人が」の文句である。

この文句が盛んに喧伝されることで、ユニセフなどに多数の寄付が寄せられアフリカの惨状を変えるに至るはずだったのだが、そんなことは全然なく、今も飢餓に苦しむ子供はゼロとなっていない。

そして一時盛んに喧伝された「アフリカでは今、1分間に○○人の子供が栄養を十分に得られず、餓死しています。」を改変し、「アフリカでは今、1分間に60秒が過ぎています。」と全世界共通の事実をねじ込んだこのジョークが誕生した。元になった文句が非常に深刻な内容を取り扱っていただけに、ジョークに改変されても何か深刻さを感じさせるようになっている。その深刻さを感じて笑うのがこのジョークのミソである。

ちなみに英語圏でもほぼ同じ意味のジョークとして「Every 60 seconds in Africa, a minute passes」(アフリカでは60秒毎に1分経つ)というスラングが存在する。

相対論[編集]

相対性理論を考慮すると、異なる2地点での時間の流れは同じとは限らない。よって、日本での1分間=アフリカでの60秒という解釈は正しくないかもしれない。 「アフリカでは今、1分間に60秒が過ぎています。」の読点の位置が今のあとであり、そこで切れているのはそういうことなのかも(作者の人そこまで考えてないと思うよ)。

しかし、相対性理論を考慮すると、異なる2地点での「今」というのも同じではない。