れナンバー

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れナンバーとは、日本のナンバープレートにおける平仮名1文字が、「れ」となるナンバープレートと、そのナンバープレートを取り付けた自動車のこと。

普通自動車では、「れ」はレンタカー用に割り振られた2つ目の文字である。一般にレンタカー用として知られるのは「わ」ナンバーだが、レンタカーだと思われたくない、という利用者用に、れナンバーを保有することを売りにするレンタカー会社もある。

軽自動車では、「れ」は事業用軽貨物車となり、レンタカーではない。

概要[編集]

レンタカーとして利用する車は、一般の車とは別に取り扱われる。用途は「貸渡用」であるし、法的にも日常点検の実施義務頻度が異なるなど。

そういったレンタカーを区別するため、ナンバープレートのひらがなには「わ」が使われる。地名ごとに、「地名300わ・・・1」から払い出し(自動車に付けるナンバープレートを交付すること)される。

レンタカーの台数が地名内で29万台になると、「地名329わ9999」が払い出される。3桁数字が330以降のものは、希望ナンバー用のものなので、使えない。つまり、使えるナンバーがもう存在しない、いわゆる枯渇である。

その場合でも新たな登録を行うには、次のひらがなとして「ら」を使う。つまり、「地名300ら・・・1」から始まる29万台分のナンバープレートを確保する。

(なお、陸運局内で決められた払い出しルールに沿うので、必ずしも正確な連番になるとは限らない。例:離島での登録に327を割り当て、本土の登録が326まで枯渇した時点で、327に空きがあっても、本土登録は「れ」ナンバーに移行する、など)

れナンバーを狙って取得する場合は、一定の希望ナンバーを多数申請する方法がある。希望ナンバーでは、「地名330わ」にはじまり、「地名398わ」までが枯渇すると、続いて「地名310わ」から「地名328わ」、ようやく「地名330れ」の払い出しが始まる。つまり、86台を登録した時点で、必ず「れ」ナンバーを入手できる。

ただし、3桁の数字(分類数字)にアルファベットが導入されてからは、「れ」ナンバー払い出し前に「30Aわ」から「3YYわ」が払い出される可能性もある。(現在はアルファベット払い出し前に「れ」ナンバーを使っているようだが、詳細なルールは不明)その場合、「れ」ナンバー入手のハードルは上がる。

れナンバー払い出し実施地名[編集]

札幌
わナンバー払い出し前に、れナンバーを使用していたらしい。現在はわナンバーに移行。
一節によると「ナンバープレートの交付開始当初、各都道府県の陸運局にファクシミリで連絡したが、当時のファクシミリは画質が悪く『わ』を『れ』と誤読してしまった」とされるが、真偽は不明。jawp:レンタカー#ナンバープレートには「根も葉もない嘘である」と記載があるが、誤情報だという裏付けもないことに留意。
沖縄
旅行者用のレンタカー台数が多く、れナンバーが払い出されている。
神戸
高級車レンタカー会社「ネクスト・ワン」社は公式サイトで「『れ』ナンバー200台保有」「一見、レンタカーと解らない『れ』ナンバー車両を100台以上保有」などと謳っている[1][2]。どうやら、レンタカーだと思われたくない顧客向けに提供する目的で「れ」ナンバーを狙っているらしい。
「1982」の希望ナンバーで大量の払い出しがある。現在、「398れ」まで枯渇、アルファベット+「わ」で払い出されている模様。

情報元[編集]

  • ナンバープレート情報局に掲載された払い出し状況のうち、「分類番号3ケタ」の「300」および「500」内「貸渡用」のページ、「希望番号」の「1900〜1999」のページ
  1. はじめての方へ”. 株式会社ネクスト・ワン. 2021年1月24日確認。
  2. 高級車乗換放題「エクスチェンジ・ドライブ 」”. 株式会社ネクスト・ワン. 2021年2月11日確認。