よみもの:インド占星術における時刻修正問題

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最初に

この話は、インド占星術の占い師側の視点から述べた内容であり、読み手を選ぶと思います。

でも内容は誰でも理解できるように書いたので、たぶん大丈夫だと思います。

もしも「全く何も理解できない」方がおられましたら市販の書籍で学ぶか、弟子入りをお勧めいたします。

出生時間

さて世の中には様々な理由によって、自分の出生時間が不明な方が多々おられます。

だいたいは母子手帳を見れば済むのですが親がズボラだったり何らかの事情で母子手帳がない人もまれに居ます。

またせっかく母子手帳があっても生まれた時間がジャストのキリ番だったりすると、怪しさ満点です。

医師が適当に書いたのではという疑いが生じて来ます。実際、聞いた話によると後片付けなどすべてが終わってから記入することもまれにあったそうです（昭和時代）。

そうするとどうなるか。他の占術は知りませんが、インド占星術では困ったことになります。そう、当たらなくなるのです。

時刻修正

そこで登場するテクニックが時刻修正です。

人生イベントを聞いた上でとある方法で、正しい産まれ時刻へのすり合わせをしていきます。

そのやり方は企業秘密なので、もっと正しくて楽なやり方があるのかもしれないと思って常日頃生きています。

それぐらい大変です。細かくて地道な作業です。手数料として１諭吉ぐらい欲しいのですが、できなかった時のことを考えると二の足を踏んでしまいます。

そして世の中には運命に見放されたなぜか結婚も娘や息子の誕生にも出くわさない人たちが一定数います。

こういう人たちの時刻修正は不可能です。他の方ならなんとかなるかもしれませんが。私には無理でした。

最後の頼みの綱は就職で見るしかないです。その就職もなかったら、お手上げです。

最後に

という訳で、今回は時刻修正に関して語ってみました。

「どうせ占い師なんてコールドリーディングとホットリーディングを組み合わせただけの気楽な商売だ」と思っている方も多いと思われますが、いやいやどうしてなかなか、面倒くさい仕事なんです。