よみもの:なぜ誹謗中傷は収まらないか
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ここではなぜ誹謗中傷は収まらないかについての私の考えを私なりにまとめてみました。
なぜ誹謗中傷がおこるか[編集]
誹謗中傷をしている人は20代男性が一番多いようです。また、女性は年齢を重なるにつれて誹謗中傷への意識が高まるということです[1]。
まず第一に、人を貶める行為に熱中してしまった人がいるからと考えます。人は、人を貶めることによって自分が優位と錯覚させ快感を得る動物です。ですので一部の心無い方は他人のあら捜しをし始め、人を貶めることに熱中してしまうのです。
第二に実生活でのストレスだと考えられます。実生活でうまくいかない人ほどインターネットで気晴らしをしようとする方も増えると思います。ですが前述のとおり、人間は人を貶めて快感を得るところが少しばかりはあります。ですので結果として他人のあら捜しをして他人を貶める発言を繰り返すのです。
大抵、誹謗中傷をする方は誹謗中傷を受ける側のことなんて何も考えていません。「誹謗中傷される原因を作ったのはこいつだ」「SNSをみなきゃいい」という無責任な考え方をしているのです。SNSを見なくたって、「自分が誹謗中傷されている」という感情で頭がいっぱいになって追い込まれる方もいらっしゃいます。そのくせ、対象が自殺すると誹謗中傷の投稿を削除して逃げる。削除しても記録には残るということをご存じないのでしょうか?自らの主張が正しいのなら削除などせずに堂々と公開していればいいではないですか?自分が不利な立場に立った瞬間動画を消すなど卑怯極まりない行為だと考えます。そういった人には一度相手方の気持ちに立って考えていただきたいです。人が人を攻撃するほど馬鹿馬鹿しいことはありません。
第三に、障碍者。このケースは少ないと思います。障碍者は自分の意志と関係なく言葉が出てしまう(汚言症)方もいらっしゃいますから配慮が必要だと感じます。
批判と誹謗中傷は異なる[編集]
私は批判までもが制限されるべきとは言っておりません。批判を制限することは「表現の自由」に抵触してしまいますから。ですから批判はされるべきですが、誹謗中傷はされるべきでないと言いたいのであります。批判とは客観的に物事の悪い点を評価することであるのに対し、誹謗中傷は相手の悪い点を見つけた際、時々無根拠にも関わらず人格を傷つけるほど貶めることです[2]。
日本の民族性[編集]
日本はよく「思いやりの心のある国」と呼ばれます。もちろん他国より思いやりがあって比較的シャイな人が多いですが、匿名掲示板など自分の存在が一応隠せる状態にあるともはやシャイではなくなります。話は変わりますが第二次世界大戦の際、自分の子供を戦場に送り出す場面が見受けられると思います。その時に送り出す母親が、泣くと「非国民」扱いされてしまうのです。よって昔の日本は「みんな足を揃えて同じことをしよう」という思想があったのです[3]。昔の日本は...でも残念ながら現代でもそれは変わっていません。例えば知的障碍者を「池沼」と呼んで嘲笑うことにも表れています。ほかの皆と違うことをするとそれを強制的に矯正するか排除するかをしようとするのです。知的障碍者は、健常者より不自由さがあると思います。こういった方達は手厚い援助が必要であるのに理解されないのです。
まとめ[編集]
人が誹謗中傷する理由は様々であるがとにかく、投稿前に「相手の気分を害さないか?」を考えていただきたいです。自分に害がなければいいというものではありません。人が人を攻撃するほど馬鹿馬鹿しいことはありません。動物じゃないのですから。そういうことを自分勝手というのです。正直、こんなことは小学生でもできます。しかし毎回このような考え方をするのは面倒くさいというのも分かりますし、誹謗中傷したい心理というのは理解できないものでもないです。しかし、してはいけないことは存在いたします。そこらへん、お願いいたします。
脚注[編集]
出典[編集]
- ↑ https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssep/37/0/37_450/_pdf インターネット上における誹謗中傷に関する世代差と性差について The Slandering on the Internet by the Generation Gap and Sex Difference (山形大学)、2020年5月26日閲覧
- ↑ https://ncode.syosetu.com/n4848cz/2/ 批判する、ということ・誹謗中傷の違い、2020年5月26日閲覧。
- ↑ https://iwj.co.jp/wj/open/archives/129335 「逃げたら非国民」情報隠しで被害を拡大した防空法 〜大阪空襲被害者の証言と「防空法制」 2014.3.14、2020年5月26日閲覧。