ととのう
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ととのうとは、サウナ愛好者(サウナー)の間でまことしやかに囁かれる一種のトランス状態である。「整う」と表記されることもある。
概要[編集]
サウナから水風呂、外気浴を何度か繰り返すことで至ることのできる境地とされている。「整った」状態になるとスーッと体が軽くなっていき、全身がしびれるような多幸感に包まれるとか。まるで危ないドラッグでもキメたかのような感想であるが、サウナの高温と水風呂の低温を繰り返すことで脳内麻薬が分泌されることが「ととのう」原因とされているようだ。
危険性[編集]
サウナーの言う「ととのう」とは人体にとって過負荷がかかり、防衛本能からの脳内麻薬分泌であることから百害あって一利なしと切って捨てる医療関係者のコメントもある[1]。もっとも、サウナブームの当初から「失神寸前の状態である」などと呼ばれており、体に悪いものとしての認識はあったものである。しかし、体に悪いからすべて排除しなければならないのであれば味気のない栄養素だけのサプリメントでバランスよく栄養を補い、労働をせず、適度な運動(外界は交通事故などの影響があるから室内に限る)をすることで健康体にはなるだろう。しかし、それがQOLに直結するかと言ったら必ずしも正解とは言えないのである。健康第一と言って神経をすり減らしてまで健康に悪いものを極力減らす生活と、薬も毒も適度に摂り気にしすぎない生活のどちらが良いか。深夜に食べる牛丼大盛やジャンクフードがうまいように、サウナの「ととのい」も同様である。何事もやりすぎは毒であるというものである。