てんかん

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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てんかん(epilepsy)とは、WHOにおいて「種々の病因によって起こる慢性の脳障害で、大脳ニューロンの過剰な発射の結果として起こる反復性発作(てんかん発作)を主徴とし、これに様々の臨床症状および検査所見を伴うもの」と定義されている。

病因が不明な突発性てんかんと、脳に何らかの器質的な病変が認められる症候性てんかんに大別されるが、発病に性差はなく、好発年齢は小児から思春期であり、およそ90パーセントの患者は20歳までに発病する。

治療としては、薬物療法により発作を抑制すると共に、日常の社会生活を円滑に行なえるように指導することが重要である。