『けむりを吐かぬ煙突』(けむりをはかぬえんとつ)は、夢野久作の短編作品。昭和8年(1933年)1月『新青年』(第14巻第1号)に発表。
全体の構成として、前半は独白体形式をとっており、後半になるにつれて通常の文体になっていく形式となっている。夢野の作品のなかでも怪奇色が強く、ポプラ社の百年文庫の『黒』にも収録されている。
とある新聞記者が夫と死別した未亡人の貴婦人の屋敷のけむりを吐かない煙突の謎を調べていくうちに、その貴婦人の恐ろしい遊戯を知ってしまうというストーリーとなっている。
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