うるま市女性殺害事件
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うるま市女性殺害事件(うるましじょせいさつがいじけん)は、2015年2月にうるま市で起きた殺人事件。起訴された男性は無罪判決確定で、未解決事件となっている。
概要[編集]
2015年2月24日から25日にかけて眠っていたBが動かなくなったとして、Aが「妻Bがベッドで動かなくなっている」と近所の住民を通して通報。Bは首に絞められた痕があることから殺人事件として警察は捜査を開始する。
2016年11月23日、警察は外部から第三者が侵入した形跡や室内に物色された痕跡が無いとしてAを逮捕する。Aは一貫して無罪を主張していた。
裁判経過[編集]
2017年10月27日、那覇地裁(柴田寿宏裁判長)は、無罪判決を言い渡す。検察は、寝室の窓から第三者が侵入した形跡が見つからなかったと主張していた。判決理由で、窓の鑑識作業について写真が撮られていないなど客観的証拠がないうえに事件から1年9カ月後の県警の鑑識の検証も不十分だったして、犯人が窓から侵入した可能性を否定できないとした[1]。また、Bの爪から検出された微物からAのDNA型が検出されたことについても、検察の「抵抗されてひっかいたさいのもの」という主張を「一緒に暮らす日常生活の中で付着した可能性がある」とした。判決を不服として検察は控訴する。
2018年7月12日、福岡高裁那覇支部は検察側の控訴を棄却して無罪判決を言い渡す[2]。