ブラスバンド
ブラスバンド(英:brass band)とは、定義的に金管楽器と打楽器のみの編成で構成される楽団のこと。金管バンド。吹奏楽団とは異なり、吹奏楽団から木管楽器を欠いたものである。そもそも、ブラスバンドとは、イギリスを中心に発達した楽団のことで、「英国式ブラスバンド=英国式金管バンド」として有名になっている。イギリスの場所は、イングランドとウェールズで生まれた。ブラスバンドには、普通の吹奏楽には見られない楽器が含まれている。ブラスバンドのホルンは、サクソルン属と呼ばれるもので、オーケストラのホルンであるF管のフレンチホルンとは異なる。ブラスバンドの楽器編成は、普通、E♭管コルネット、B♭管コルネット、フリューゲルホルン、アルトホルン、バリトンホルン、トロンボーン、バストロンボーン、ユーフォニアム、E♭管バスチューバ、B♭管チューバ、ドラムセット、コントラバス(オプション)、グロッケンシュピール、ティンパニ(オプション)となっている。木管楽器が無い代わりに「サクソルン属」と呼ばれるピストン式の金管楽器が使われる。サクソルン属の金管楽器と直管楽器のトロンボーン、打楽器で構成されている。ブラスバンドで使う楽器の調性・管の長さは、B♭管とE♭管の2種類である。サクソルン属は、B♭管とE♭管が一番良い音が鳴ると定着した。サクソルン属は、ソプラノからコントラバスまで6種類が作られた。楽器の数が足りなく聴こえる・見える場合、日本のブラスバンドでは、例外として、オプションでF管のフレンチホルンや普通のトランペット(B♭管)が加わる場合もある。他に、エレクトリックベース及びシンセベース、スーザフォン、コントラバス担当の代用楽器に使う「シンセストリングス」が加わることもある。ブラスバンドの楽器編成に、F管のフレンチホルンや普通のB♭管トランペットやコントラバスやエレクトリックベースやシンセベースやコントラバス担当の代用楽器に使うシンセストリングスを加えた場合は、「ユーザー定義の金管バンド」といえる。
ドイツ、オーストリアのブラスバンドでは、ロータリートランペット、ロータリー式のフリューゲルホルン、ロータリー式のバリトンホルン、ロータリーチューバ、F管のフレンチホルン、ワーグナーチューバが使われる。
金管バンドの楽器編成は、国によって、編成が異なる場合もある。「英国式ブラスバンド」と「日本のブラスバンド」とでは、編成が異なる場合がある。
金管バンドのリーダーは、フリューゲルホルンが一番柔らかい音を出す。