モールス符号

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モールス信号から転送)
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モールス符号とは、いわゆる「トン/ト(・)」「ツー(-)」と空白によって、アルファベットやカナを伝達するための符号である。
点滅信号にも用いられる。

概要[編集]

広く知られているものは、「SOS」と「トラ・トラ・トラ」である。 SOSは「・・・ --- ・・・」であり、「トラ・トラ・トラ」は「・・-・・ ・・・」の三連送である。古いところでは、日本海海戦前の探的行動において、「ワレ敵艦ヲ発見セリ」という「ト連送(・・- ・・- ・・- ……)」がある。 なお、以下ではパソコンの Beep 音による受送信の利便を考えて、トン「・」を"."、ツー「-」を"-"で表すものとする。 このとき、

  • 短点の3倍が長点の長さ
  • 各点のスペースは短点の一つ分
  • 文字間のスペースは3短点分(1長点分)
  • 語と語のスペースは7短点分

となっているため、パソコンによる自動送受信が可能である。

合調法[編集]

合調法とは、モールス符号を語呂合わせで覚える方法である。おそらくは大日本帝国海軍発祥であると云われている。「合調法で覚えると、後で聞き取りのスピードが上がらずに苦労する」と言われるが、送信に関してはそれほど不自由はない。とはいえ、いまどきカナのモールス信号もあるまいとは思う。

カナ文字に関しては、以下のようなものがあるが、英語圏では通用しない。

.- 伊東
.-.- 路上歩行
-... ハーモニカ
-.-. 入費増加
-.. 報告
.
..-.. 都市砲撃
..-. 地下蜂起
 --. 流行時
.... 塗り物
 -.--. ルール修正す
.--- 和尚焼香
... ラムネ

以下略

関連項目[編集]

関連作品[編集]

  • 『ハワイ・マレー沖海戦』。江田島の学生が、箸と碗を使って交信するシークエンスがある。
  • 『レッド・オクトーバーを追え!』。米艦の船長が、「モールス符号なんて、忘れちゃって自信がないよ」とボヤく場面がある。

その他[編集]

参考文献[編集]

脚注[編集]