ATM
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ATMとは、銀行やコンビニエンスストア等に設置されている、現金を預けたり引き出すための機器。
概要[編集]
現金自動預け払い機(Automatic Teller Machine)の略語。
現金払い機能しかない場合は、CD(Cash Dispenser の略語)と呼ばれる。
使えない硬貨を入れた場合の挙動[編集]
日本のATMで「お預入れ」や「お振込み」などの取引をする際、硬貨入出金口に外国硬貨や古銭などの“使えない”硬貨を誤って入れてしまった場合の挙動は、大きく5パターンに分けられる。
挙動・事象 | 該当例 |
---|---|
当該硬貨がATMの硬貨入出金口に戻ってくる | 外国硬貨・日本の近代銭のうち、材質が純ニッケル以外で、直径が現代の日本で通用する500円玉のサイズ(26.5mm)から1円玉のサイズ(20mm)までの範囲に収まるものは大抵こうなる。このような日本の硬貨のうち最も新しいのは旧500円硬貨。それに該当しなくてもこのように戻ってくる例としては、直径が1円玉より僅かに小さい小型50銭黄銅貨や、機械でなく手作業で作られた寛永通宝などが挙げられる。 |
当該硬貨がATMの下の方にある返却口に返却される | 竜1銭銅貨(直径が500円玉より若干大きい)、一分銀(長方形でそれなりの大きさがある)など |
ATMが動作を停止し、「お取り扱いできなくなりました」等のメッセージが表示され、係員呼び出しとなる | 50円ニッケル貨など磁力が強いもの、天保通宝のように大きすぎるもの |
ATMの内部処理的には何事もなかったかのように動作するものの、当該硬貨はATMに飲み込まれ、それっきり戻ってこず、二度と取り出すことができなくなってしまい、事実上消滅する | 1銭錫貨、1円金貨、一朱銀、二朱金、明治二分金など、サイズが小さく薄いものはそのリスクが高い |
正規判定されて処理される | 韓国の変造500ウォン硬貨など。処理中止(返金処理、返却レバー)した場合には機械内部に備蓄された正規硬貨が戻って来る場合や、投入されたものが保留されていてそのまま戻る場合がある |
比喩表現[編集]
「都合よくお金を出してくれる人」の例えとして、ATM が使われることがある。半世紀前に流行した「アッシー」「メッシー」「貢ぐ君」の現代版ともいえよう。