風魔小太郎

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風魔 小太郎(ふうま こたろう、生没年不詳)とは、相模国戦国大名である後北条氏が抱えていた忍者の頭領である。同時代史料などでも確認できることから実在していたのは明らかである。

概要[編集]

北条早雲の時代から後北条氏に仕えていた忍者の頭領とされる。後北条氏は乱波と呼ばれる忍者集団を使って情報収集や後方攪乱など様々な裏工作をさせていたという。

小太郎の出自は相模国足柄郡(現在の神奈川県足柄)の風間谷であるとされており、そのため風魔ではなく風間と書かれる場合もあるという。ただし、後北条氏は風魔一党に知行を与えた形跡が無いため、傭兵のような身分だった可能性がある。

北条五代記』の著者・浅井了意天正18年(1590年)の小田原征伐小田原城籠城していた際、風魔小太郎を見たとされているが、その記述が「身長七尺二寸(およそ218センチ)、手足の筋骨はごつごつとして節くれ立ち、頭は福禄寿のように長頭で鼻は高く髭は黒く、口は両脇に裂けて牙が四本飛び出している。声は高く響かせれば五十町(およそ5.5キロメートル)まで届く、見紛うことない者だ」と書いている。まるで怪物のように記しているのである。

小田原征伐後は没落したようである。