植村一衣

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植村 一衣(うえむら ひとえ)とは、ワーナー・ホーム・ビデオのカードゲームを題材としたオリジナルテレビアニメ 『selector』シリーズ(』(『selector infected WIXOSS』、『selector spread WIXOSS』))に登場するキャラクターである。 CV:茅野愛衣

概要[編集]

「夢限少女」候補である「セレクター」の一人。使用デッキカラーはマナ操作を得意とする「グリーンワナ」で、パートナーとなるルリグは「緑子(WIXOSSでの正式名は緑姫)」。

青森県から東京に引っ越してきた一人っ子の少女。華奢で柔らかな容姿は母親似。他者を気遣う優しく穏やかな性格。気弱で引っ込み思案なのが短所で、そのために中々学友の輪に加われないでいた。しかし、友達となった者のためには尽くすタイプ。葉っぱのような髪留めとメガネと灰色の髪がトレードマーク。制服時は黒タイツを着用。

selector infected WIXOSS[編集]

転校先になじめず孤立し友達が出来ず、その事を悩んでいた時に緑子と出会いセレクターに選ばれ、「友達が欲しい」という願いを胸にセレクター同士の戦いに巻き込まれる。
電車の広告で知った蒼井晶とのセレクターバトルは精神的弱さを突かれ大敗を喫し逃亡する。翌日はその場に居合わせた小湊るう子を探し出し「弱そう」という理由でバトルを挑んだ。るう子&タマペアとの戦いは前回とは違い終始暖かい雰囲気で行われる。自分には戦う理由が無いとしてワザと負けようとするが、それを一衣は叱咤し、真剣勝負を仕掛けた。お互いの全力勝負の末に一衣は敗れ、バトル後にるう子と友達になった。るう子の友達である紅林遊月とも友達となり、セレクターとして戦う理由である「友達が欲しい」という願いは果たされる事となる。

しかし、セレクターの戦いからは逃れられない。緑子から自身を捨てるよう懇願されるが、今まで一緒に過ごしてきた「友達」である緑子を放棄出来ないと拒否し、一衣はなおも所持し続けた。そしてルリグを所持したまま、とあるWIXOSSパーティに出場するためにるう子・遊月と渋谷駅で待ち合わせをしていた所を浦添伊緒奈ウリスペアに対戦を申し込まれ、セレクターバトルの敗北の代償を知らぬまま戦いに突入。バトル中に緑子から3敗したときの代償を聞かされるも、バトルに敗れて3敗となり、緑子を消失し主要人物初のセレクター資格剥奪となった。
敗北のペナルティとしてセレクターに関する記憶を失い、「友達が欲しい」という願いのマイナス効果である「一生友達が出来ない」身となり、「友達」となりうる人物に触られると激痛を起こし、「友達」に関する記述が目の前で消えていくという現象に苛まれ苦しむ事になってしまう。

他者との接触を拒絶し自室に引きこもり食事もロクに採らない毎日に陥る。セレクターのことを知らない両親にはどうしようもなく、母親がるう子に会って事態を好転させようとしたが、空振りに終わる。母親が買ってきたWIXOSSスターターデッキにかつて遊月だったユヅキという名のルリグが入っており、一衣はボロボロの身のまま「友達が欲しい」という願いの下再びセレクターバトルに身を投じる。そのやりとりによって、ユヅキも一衣に協力することを決めている。

るう子とバトルに突入したが、そこでユヅキのセレクターとルリグに関する重要な事実を明かした事で、一衣の失われた過去の記憶がフラッシュバックし気絶してしまう。病院に搬送され、そこで痛みに苦しみながらも友達に関する事を思い出した一衣は、自身を友達として見てくれた現ルリグ・ユヅキを助けるべくセレクター同士の戦いに参加し、自らを犠牲にユヅキに人間の姿を与えようとする。
建設途中のビルにおけるバトル大会でるう子と再戦した際には、記憶を取り戻していた事実と自身の想いを告白し善戦したもののあえなく敗北。るう子と和解・決意を知り、その後はるう子と伊緒奈の戦いを見守った。

selector spread WIXOSS[編集]

イオナがるう子のルリグとなった後は、るう子・ユヅキの友達として一緒にお出かけを楽しむなどの日常生活を過ごしている。セレクターバトルに関わらないようにしており、るう子にも関わらない様に言っている。だが、るう子とタマが再会できるように協力したいとも考えている。
ある日、るう子の家にユヅキをお泊りさせての帰宅途中に晶と遭遇してしまう。ルリグカードを持っていなかったためバトルには発展しなかったが、晶のるう子を誘き出そうとする罠のエサとして狙われてしまい、気丈に抵抗するものの拉致・監禁されてしまう。事件はるう子・イオナコンビと伊緒奈の体を手に入れたウリスとそのルリグとなってしまったタマとのバトルに発展する。るう子と心を通わせたルリグ同士の痛々しい戦いに涙し目を背けてしまうが、ユヅキの叱咤の言葉で戦いを見届ける決意をした。

ちよりがバトルを挑んできた際には、ちよりが3敗した際のデメリットとしてセレクター関連の記憶を失うと推測し、ちよりを苛酷なセレクターバトルに巻き込ませないために敢えて勝負を引き受けた。この考えはエルドラも抱いており、バトル決着間際にエルドラからちよりの友達になってほしいと頼まれた。

第11話で、るう子の繭を説得してこの戦いを終わらせるという決意に協力し、るう子とイオナ改めユキの対戦相手に名乗り出る。お互いの全力対決に一衣・ユヅキコンビは敗北し、るう子が繭の部屋に向かうのを見届けた。また、一衣達も繭が生前過ごしていた家を訪れている。
最終話にてるう子の願いは成就し、繭の心を救い全てのルリグを人の姿に戻しセレクターバトルを終わらせた。一衣はるう子と無事元の姿に戻った遊月と受験勉強するなど一緒に平穏な日々を送っている。かつてのパートナールリグにして友達として助けてくれた緑子とも再会し涙を流して喜んだ。

関連タグ[編集]

selector infected WIXOSS selector spread WIXOSS

外部リンク[編集]